この物語はフィクションです
でゎ お楽しみ下さい
しばらく
空気が止まっていた…
慎司:「陽子ちゃん…」
陽子の頬を涙がつたっていた
しばらくまた沈黙が続いた
陽子:「…病院…病院どこ…」
慎司:「気持ちはわかるけど行かない方が…これは俺の意見だけど…智也のことは忘れた方がいい」
陽子:「…病院どこ…教えて!!」
まるで慎司の声が聞こえてないのか
陽子は慎司に攻め寄った
慎司:「智也は助からないんだよ!!だから」
陽子:「だから!?それが何?関係ない!!行きたい…だってまだアタシ気持ち伝えてない!!」
慎司:「今それを伝えてなんになるんだ!!お互いつらくなるだけだろ!!」
慎司は強い口調でいった
陽子はしばらく黙って涙拭いながら…
陽子:「つらいのは…今つらいのは智也さん!!アタシ…何もできないかもしれない…でも…でも
ソバにいたいの…だから」
その口調は
強い決意を感じさせる
そんな話し方で
陽子のその眼差しは真剣そのものだった
慎司:「…わかった」
陽子の態度…
真剣さ…
慎司はそれに負けた…そして伝えたのだった
智也の居場所を
つづく
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